写真をブログに掲載しようと思いつつ、一か月が過ぎてしまいました。
5月中・下旬に富士山麓、双子山周辺で撮影した写真をご紹介します。
5月は、植物が一斉に芽吹き、新緑が少しずつ森の中を広がっていく季節。
この時期の、富士山麓を歩くのが、僕は大好きです。
命の躍動している、一瞬。
そのほんの一瞬に出会えた喜びを、シェアしたいと思います。
これ何だか分かりますか?
ナナカマドの新芽から、葉が芽吹いた直後の姿です。
ナナカマドは羽状複葉と言って、羽状に左右対称に5-6列、合計10-12枚の小葉があって、これら10数枚の小葉全てが一枚の葉っぱ。
そのため、芽吹きの瞬間からこの状態で姿を表します。
こちらは芽吹き直後の唐松。
この時期に双子山山頂から森全体を見下ろすと、一面に萌黄色の森が広がっています。
芽吹いたばかりの唐松は、まだ葉の色が薄くて、この鮮やかな萌黄色が見れるのも、一年のうち、ほんのわずかな期間です。
新緑を迎えた季節、林床のあちこちに咲いています。
タチツボスミレです。
小さいですが、森のあちこちで、春の訪れを一斉に告げています。
マメザクラ、富士山麓に多く自生しているので、フジザクラとも言われます。
染井吉野のような派手さはありません。
樹高が高くならない樹なので、目線の近くで咲いてることがあります。
森の中で陽光を浴びている姿に足を止め、見上げて撮った一枚です。