今年も天候に恵まれ、4月29-30日と5月4-5日にユキフジ-残雪の富士山登頂を無事開催できました。
写真を交えた開催レポートを掲載します
4月29-30日
夜明けと共に行動開始
連休中のため多くの登山者の姿が
この日は風が少し強めで、9合5勺上部での行動が大変でした
無事登頂、時間が限られたため、このまますぐに下山しました
5月4-5日
初日は午後から薄雲がかかるものの風がなく快適な登山ができました
8合目からの夜景
モルゲンロート
早朝だけに訪れる、青と白と静寂の世界
午前中は天気も良く、剣ヶ峰でゆっくりすることができました。
この時期の富士山は落石や滑落に備えたピッケル・ヘルメットが必要な雪山登山の世界です。
ただ、一般的な冬富士の「強風」や「つるつるアイスバーン」イメージの世界とは異なり、天候さえ悪くなければ快適な残雪期登山が楽しめます。
今回は2日程とも登頂日の天気には恵まれましたが、その反面、高度差と気圧の低さゆえに体力的な負担が大きい登山になることも改めて感じました。
天候や雪質が刻々と変化しますし、突然霧に包まれたりするリスクもあります。
でも、だからこそ、やはり登り甲斐がある山だとも感じました。
連休中は日帰り登山の方が多いので、夕暮れや早朝だけ静寂の時間が訪れます。
自分たち以外は誰もいない、富士山の自然そのままの世界。
2日間の中でほんのわずかですが、この青と白と静寂の世界を味わえるのが、私が毎年この時期の富士山に通い続ける理由です。
テント泊じゃないと体験できない世界がそこにあるから、来年以降もユキフジの開催は続きます。