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北東北遠征レポート第四段です。

鳥海山の麓へ

白神山地の旅を終えて、ここまで一緒に行動していたハルを新庄駅まで送り、市内に宿泊。

もう一日ぎりぎり天気が持ちそうだったので、鳥海山の山麓を歩いてみることにしました。

旅の最中に車窓から見えていた東北の田園風景、関東とは「はざ掛け」の仕方が違うんですね。

8日間も旅をしていると、気のせいなのかもしれませんが、車窓から眺める田園が変わっていきました。

日増しに稲刈りが終わった箇所が増えていったような気がしました。

中腹の紅葉がピークを迎え、鳥海山の山頂付近で雪が舞う頃、里では稲刈りが進むんですね。

 

「のぞき」から見下ろした鶴間池

まずは、湯の台口の登山口まで車で上がってみました。

山頂部には朝からずっと雲がかかっていて、気温は氷点下になっているかもしれません。
この後天候が悪化していく予報だったので、この日は山頂に行くのを諦めて麓の森を散策することにしました。

以前から気になっていた鶴間池へ

そこで、ブナの森の新緑や紅葉が綺麗だということで以前から目を付けていた鶴間池に行ってみることにしました。

落ち葉の上で見つけたアカハライモリ

 

少し横から見ると赤い模様がよく分かります。

冬眠場所を探し回っているのでしょうか?
鶴間池への道を歩いていて、アカハライモリを2匹見かけました。

 

鶴間池から流れでた水が森を縫って流れます。

 

赤い紅葉がないですけど、実に渋くていい雰囲気です。

 

ここの森がブナの純林であることを示すように、ほとんどがブナの落ち葉です。

道路沿いの駐車スペースから鶴間池までは標高差60mほどを下る必要がありますが、ここが意外と急斜面です。

往復で1時間半ほどと思ってナメた恰好で行くと、滑落しかねないので気をつけて下さい。

下りきると、岩がゴロゴロとしていて、火山らしい地形でした。

ですが、鶴間池周辺は平坦地になっていて、水が流れ、苔が多く、なんとも幻想的な場所でした。

 

鶴間池周辺のブナの紅葉はピークを過ぎていましたし、天気も曇りがちでしたが、素晴らしい場所であることは良く分かりました。

来年、黄葉がピークを迎えた頃に、是非再訪したいなと思っています。

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