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 7/24.25の週末にプライベートガイドで富士山のご案内していきました。  この週末は大阪から来られた、30代のお友達グループの皆さん。  皆さんとても仲良く、手作りの山スカートを履いて来たお二人もいて、楽しく登られていたのが印象的でした。  休憩中の会話も弾んでいて、こちらも一緒に歩きながら楽しませていただきました。  2日間とも天気に恵まれ、ほとんど雨に降られず、風もなく穏やかな天気。  山の上からの景色を存分に楽しむことが出来ました。 1日目の夜、山小屋からは遠く東の空で雷雲が光っているのが見えました。    山小屋について、お一人の方が高山病の症状が出て、夕飯が食べられない状態でしたが、保温水筒に暖かいお茶を入れて持って来ていたので、水筒をお渡しして、ゆっくり休んで頂きました。  翌未明には体調が回復されていたので、全員揃って山頂へ。  山小屋の出発が少し遅れ、歩くペースもゆっくりで登っていったので、頂上でのご来光を待つ形にはなりませんでしたが、全員体調を崩すことなく山頂に到着。    山頂からの朝日を眺めたあと、山小屋のカップラーメンで体を温め、浅間神社や郵便局に立ち寄ったりしながら、長めの休憩をとりました。  この間、体力にゆとりのあったお二方と一緒に、最高峰の剣ヶ峰まで往復しました。  そのあとは、スケジュールが押していたこともあり、お鉢めぐりはせずにそのまま下山しました。  八合目で朝食を食べて、砂走りに向かって下山しているところです。  予定より一時間ほど遅れて、5合目の駐車場に戻りましたが、土日ということもあり、駐車場は満車で富士山スカイラインを送迎の車が上がって来れないという状況。  皆さん、この日のうちに大阪まで帰る予定だったので、この状況は困りましたが、一時間ほど待つと車が動き始め、送迎の車に乗って下山することが出来ました。  今回の登山で感じたことは、やはり、もともと決めているスケジュールにこだわってしまうと、無理な歩行ペースになり、体力的にゆとりのない方が脱落してしまっていただろうな、ということです。  時間が無限にあれば、山頂でご来光が見ることも、お鉢めぐりをすることも、全ての目標を叶えることが出来るのかもしれません。  ただ、1泊2日という限られた時間の中では、やはり一番大切なことから優先して判断する必要があります。  今回に関しては、普段から仲の良い皆さんなので、「全員で山頂に立つ」ということが一番大事だったように思います。  お2人が高山病の症状が少し出ていたので、とにかくバテることのないペースを心がけました。  風も弱く、寒さが強くなかったこともあり、山頂に着いてから体調が悪化することもなく、下山することが出来ました。    富士山に何度も登っていて感じることは、やはり普段登山をしていない人にとっては、簡単には登れない、厳しい山ですね。  過去のツアーの実施状況からも、悪天候以外の理由で登れなかった方は、3年間でお2人だけ、それ以外の方々は山頂に行くことが出来ていますが、やはり山を歩くのに慣れている方と、そうでない方で、「しんどさ」の差は大きいと思います。    ただ何より、全員無事に下山できて、笑顔でお別れが出来たことが、私にとっては一番嬉しいことです。  皆さん、ご参加頂いてありがとうございます。  富士山以外にも気軽に登れて、素晴らしい景色を見れる山は日本中にたくさんありますので、またどこかの山をご一緒に楽しめたら嬉しいなと思っています。
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