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会津の山に二泊三日、ラブリーと二人で行ってきました。 写真もアップしたので、まずは、山行の報告をします。   5/17、朝の出発が遅れて現地到着が午後に。 まずは浅草岳の入叶津登山口に向かうものの、登山口手前で道路が閉鎖されていました。 道路わきのスペースに車を停め、準備をして、久しぶりに30キロ超の荷物を背負ってスタート。 重量のあるザックは背負うのにも一苦労で、その後も一度下ろしたら、背負いたくなくなるほどでした。 少し進むと、登山道が沢沿いから尾根道に上がる地点で、ラブリーが乗り越えられない高さの残雪がありました。 僕はアイゼンとピッケルを持ってきていて、木の枝を掴んだりと、手を使って何かを握ったり掴んだりして、 攀じ登ることが出来ますが、ラブリーは四本の足を使って登るしかすべがありません。 突然目の前に現れた1mほどの雪の段差は、そのままではラブリーが乗り越えられることは出来ず、 かといって、ピッケルやスコップで雪を削って、階段状にすることもできますが、そこまでして上に進もうという気はありませんでした。 今回は登頂をしたくて来たのではありません. ただ、ラブリーと南会津のブナの原生林を楽しみに来ただけ。 そこで、これまで歩きながらテント泊に適した場所の目星をつけていたので、その場所まで下りることにしました。 平石山北西面の急斜面から北西方面へ走る沢。 この沢から一段上がった場所に、比較的平らな場所がありました。 沢沿いは雪崩の危険がありますが、この場所は沢から一段上がっていて、 何より大きなブナの木が生えていることから安全と判断して、この樹の下にテントを張ることにしました。 日が暮れる前にテントを張ろうと、ザックをおろすとラブリーをザックにつなぎ、スコップ片手にまずは整地。 僕がテントの設営をしている間、ラブリーは雪の上に落ちているブナの実の殻などを食べている。 お腹が空いたのだろうが、そんなもの食べて、後で知らないぞと叱るが効果なし。 テント設営後は、疲れていたが、とにかく飯!ということでMSRのガソリンストーブで手早く湯を沸かし、 アルファ米のきのこご飯と味噌汁を作る。 しかし、味噌汁を飲んでみると酸味がする。 おかしいと思って、ご飯を口にするとこちらも酸味が。 もしやと思って、湯を湧かした元のプラティパス(水筒)の水を飲むと、アクエリアス(レモン味)を入れた方だった! 同じ1Lのプラティパスの水筒に、水とアクエリアスを一つづつ入れてきたのを忘れていたのだ。 後悔先に立たず。 仕方なく酸味のあるきのこご飯を食べるも、味噌汁は飲めず、具を食べることしかできませんでした。 いつも、僕の食事の後にラブリーのご飯と決まっているので、ラブリーは僕が食事をする間は、僕の膝を枕にして寝ていました。 以前、夏にキャンプをしたことはあったものの、雪の上のテント泊は初めてだったので、 今回は犬用の寝袋を買って持参していました。 初めてではあるが、ラブリーは自分の寝袋におさまって、おとなしく眠りに着きました。 しかし!夜中にラブリーが動いているのです。 何かと思って見てみると、寝袋の中で寒くて時より動いているようでした。 火気を使っていた時は暖かかったテント内も夜には冷え込み、下の雪面からの冷え込みにラブリーもどうやら耐えられない様子。 明かりをつけると、ラブリーも起きてきて、眠れないご様子。 仕方なく、ランタンをつけて、テント内を暖めることにしました。 しかし、しばらくすると、ラブリーが嘔吐! どうやら昼間に食べた、木の実の殻やら余計なものが消化できずに吐いてしまったようでした。 「だから食べるなと言ったのに」 ま、しかし、これで拾い食いをしたことを懲りることでしょう。 夕飯に食べたドックフードは出てこなかったので、消化できないものを吐いただけなら、それほど心配はありません。 さすがに、寝袋だけでは下からの冷え込みが寒いようなので、仕方なく、僕が使っていたエアマットをラブリーに提供することに。 すると、暖かくなったようで、ラブリーはさっさと寝てしまったのでした・・・。 マットを取られた僕は、荷物の中から、着替えが入った袋や、サブザックなど様々なものを下に敷いて、 その上にうまく寝袋を敷いて寝ました。 その後は、ラブリーの様子が気になって熟睡できなかったわけですが仕方ありません。 ラブリーを雪山に連れてくるのが、どれだけ大変なことなのか、初日に早くも実感したのでした。
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