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 行ってきました。  今日は暑かったので、沢に行こうと思った。  んで、前から行ってみたいと思っていた裏高尾にある小下沢という小さな沢へ。  国道20号から、旧甲州街道に入ると、すぐ右上に中央自動車道の高架が見える。  建設中の圏央道とのジャンクションが、閑静な山郷に覆いかぶさっている。  車を運転しながら、胸が締め付けられる。     日陰沢の入り口に車を停めて、小下沢に入る。  ここはもう、沢登りというより、沢歩きな場所。  スグ脇に林道が通っているので、初心者でも安心して遊べる沢である。  思ったより水量が多く、水も冷たかった。  それでも、天気も良かったので、じゃぶじゃぶと進む。  時折、写真を撮ったりしつつ、ごみを拾ったりしつつ進む。  「ミズヒキ」↓  ザリクボの合流点で陸に上がって、サワサンダルを脱ぎ、小休止。  そのまま、景信山へ登る。  このコースは、ヒノキの植林地の中を通っているのだけど、途中に大きなケヤキの木があって、なかなか見ごたえがある。  平日ともあって、登山者も少なく、小下沢林道を歩いている人は多く見かけたけど、登山道では景信山の山頂で一人あっただけ。    静かな山頂に寂れた茶屋。  山頂にはミズナラの立派な木があって、なかなかいい雰囲気なのに、荒れ果てた小屋が雰囲気を壊している。  夏の間だけ営業しているのだろうか?  小仏峠の茶屋跡もそうだが、歴史と自然を味わう素晴らしい場なのに、その風情を台無しにしてしまっている。  これらの構造物を放置したままでいいのだろうかと、余計な心配をしつつ、峠を見守るお地蔵さんに一礼して、小仏へと下りていく。  エコツーリズム講座で習ったばかりの草笛を練習しながら歩く。  次第に中央道を通る車の音、中央線の電車の音が聞こえてくる。  この峠道に昔の面影は少なく、すでに多くを失ってしまっている。  さらに、これから圏央道の工事が進むとなると、高尾周辺の山はどうなってしまうのだろう。  今の僕にはまだ、賛成だ反対だというような資格は無い。  ただ、未だ失われていない高尾の自然を、今、見届けておきたい。  そして、出来る範囲で伝えてみたい。  そんなことを思いながら、夕間暮れの谷間に草笛の音を響かせて下山した。
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