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7月9日、富士登山事前講習会を開催しました!

今回はイチフジ2Daysに参加予定の男性お一人、
8月に5合目からのプライベートガイドを予定しているご家族
(お母さんと、中学生と小学生の兄妹)
ウミフジに参加予定のお二人
合計6名で実施しました。

JR御殿場駅で集合したのち、御殿場口新五合目へ移動。
東名高速から見えていた富士山の姿は、
雲が多くて御殿場市内からは見えませんでした。

ちょうど、この日は御殿場口の登山道が山頂まで開通した日だったので、
登山口に着くと、駐車場には車が多く、第一駐車場は満車でした。

雲が多く、午後から雨が降ることも考えられたので、
まずは双子山を目指して歩き、早めに下山をしてきて
登山口近くの森で休憩をしながら講習のお話をしよう考え、
靴ひもの締め方を確認し、靴ずれ防止のチェックをしてから動き始めました。

まず最初に歩き方の講習、歩幅を小さく、足の裏をフラットに着地する歩き方、
そして、体重移動のポイントをお伝えしました。
特に富士山特有の崩れやすい砂地の場所では、
スムーズな歩き方が出来ることで、とても歩きやすくなります。

また、森の中のハイキングコースを歩きながら、
前を歩く私の歩幅や足の置く場所を参考にして歩いて頂いたり、
しっかりと酸素を取り入れる呼吸法をお伝えしました。

途中、30分に一度くらいのペースで休憩をしながら、
双子山を目指しました。

このルートは鹿の足跡やフンなどの痕跡が多く、
運が良ければ鹿にも遭遇できることがありますが、
この日は出会うことは出来ませんでした。

12時近くに、双子山のコル(中間の鞍部)に到着。
朝が早かったので、まずはお昼御飯でお腹を満たし、
食後の休憩を兼ねて、資料を配布して講習をしました。

その後、双子山のお兄さん山(高い方)へ。
それぞれが自分自身の歩行のペースと呼吸のリズムを
掴んで頂くため、順番関係なく、バラバラに登って頂きました。

下山前に、下り用にしっかり登山靴の紐を締めなおし、
下りの歩き方をご説明しました。

砂が深い場所での歩き方、そして砂走りの駆け方を実演。
兄妹の二人は下りになると楽しそうに降りていました。

雨が降り出してもすぐに逃げ込めるよう、
森の近くまで降りてきて、残りの講習とご質問を受け付けました。

高山病対策や山小屋での過ごし方など
私自身のこれまでの経験を交えてお話ししました。

最後少しだけ雨が降りましたが、
暑すぎず、天候に恵まれた一日でした。

皆さんと本番を歩く日がとても楽しみになりました。
写真は、双子山の弟山(低い方)での記念写真です。

img-110709.JPG

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