心から望んだ場所へ行く。
自分の思いのままに過ごす。
無心になって、景色と一体になる。
そんな山の楽しみ方を、今年からどんどん伝えていきたいと思っています。
「そんな山」ってどんな登山?
分かりにくいですよね。
そうなんです。
ガイドブックには載っていないんです。
自分が心の底から求めている登山の形、
その時の自身に最適な「自分の山」の見つけ方は、誰かに教えてもらうことが出来ません。
ほんとうに自分の心が動く山は、自分にしか分からないのです。
極端に言うと山の名前や標高を知らなくていいのです。
自分自身に正直に行き先を決める。
心許せる仲間と登る。
時には一人静かに山の世界に入る。
そして、目の前に広がる空間を、頭ではなく、心で受け止める。
本当に自分自身が心から望んだ場所に出会えた時、私の場合は心の底からゾクゾクと震えるような気分になります。
人によって、自然に涙があふれたり、
突然踊りたくなったり、
大きな声を出したくなったりするかもしれません。
それは心の中から感動が溢れ出てきた証拠です。
是非、あなた自身が本当に望む山に出会って下さい。
もしかすると、それに10年以上かかるかもしれません。
でも、それだけ時間をかける価値があると思います。
私自身、今までもそうだったように、これからも自分の山を探し続けるでしょう。
1人1人の心のあり方が違うので、他者が代わりに見つけることは出来ません。
でも、答えを導き出すヒントくらいは、何かお伝えすることが出来るかもしれないなと思っています。
今年も多くの皆さんが、心の底から喜び溢れる登山に巡り合えますように。
2016年のご挨拶をしようと思っていましたが、なかなか想いが言葉にならずに旧正月さえ過ぎてしまいました(^_^;)
ですが、しっかり言葉に出来たので、いい一年になりそうです。
(写真)2016年2月10日・双子山上塚で富士山に対面
大人にると何かを体験して感動したり、無心になれる事は少ない気がします。待っているのではなく自分から一歩を踏み出す勇気があればきっと心が洗われて気持ち良いだろうなぁと思い出させていただきました。2年前子供が富士登山でお世話になりまた。来年もう一度登りに行くそうです。