4月に入り、季節が一気に移り変わっていくのを感じています。
これからの季節は標高が低い場所から高い場所へ、新緑と春に咲く花が楽しめる季節です。
植物が一年の中で最も輝きを放つ時期でもありますね。
こんな季節は、あまり時間を気にせずに、カメラのファインダーを覗き込みながら、植物の表情を見て歩くのが私は大好きです。
同じ花でも、一つ一つで表情が違います。
同じ葉でも新芽から出てきたばかりの小さな葉や、空に飛び立たんばかりに思い切り翼を広げたような葉。
この時期の若葉は、まだ淡い色をしているせいか、太陽の光の当たり具合でも表情が変わります。
以下、昨年、御岳山・大岳山にこの時期に登った時の写真をご紹介します。
新緑や花々が美しくて、立ち止まってばかりで、先に進めない。
予定通りに歩けなかったり、寄り道したくなったり、でもこれって最高に幸せな登山の形なんじゃないかなと思います。
「山頂に登って●●に下山する」とか予め決めたルートやスケジュールは、あくまで事前に頭の中で想定したこと。
その頭で考えた想定を、心の感動が上回ったということなんですよね。
こういう「想定外」をもっともっと体験していきたいです。
そして、想定外を受け入れられるだけの柔軟な姿勢で登山を続けていきたいと思っています。
もちろん、予定を変えられるだけの、経験、体力、知識などの登山力も日々向上させていたいですね。