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開通(開山)させる方向って結局、開山するの?しないの?

今年の富士山は山開きする方向で、昨年から山小屋も自治体も準備を進めてきました。
6月に入って最終決定するという方針を聞いていたので、6月に入ってもニュースで「開通させる方向で調整している」という情報が流れ続けていたので、疑問を持って地元自治体に問い合わせてみたのでした。

「山開きはするにはする。ただ何があるか分からない」という意味らしい

電話で対応して下さった担当者の方のお話をまとめると「コロナの関係でいつ入山が規制されるか分からないから、開山決定と言い切ることはない」ということでした。

「山開きはするにはする。ただ何があるか分からないから。」
「そもそも毎年『開山決定』の発表とかしてないので」
とご説明頂きました。

以上のことから想像するに、静岡県としては7月10日の山開きの直前まで、「開通させる方向で」動きつづけていますよってことなのでしょう。
そして、開山してからも「開山し続ける方向」で動くということなのでしょう。

いやはや、めんどくさい!

何故「開山します」と明言しないのか

山開きは決まっているのに、「開山します」と明言しないのはちょっと一般的な感覚からするとオカシイですね。
再びコロナ感染者が急増するかも、緊急事態宣言が出るかも、と仮定の話を考慮しているというなら、「状況により開山が中止になる可能性があります」と注釈を付ければいいだけだと思うのですが。

何かあった時の責任逃れを考えた何とも歯切れの悪い対応ですよね。
「今年はコロナ対策をしての開山します」と明言してもらわないと、山小屋だって予約が入らないし、私たちのようなガイドだってツアーが開催できるのかよく分からない。
今夏登山を予定している皆さんだって、どうしていいか分からないですよね。

例年、「開山決定の発表はしてないから」という良く分からない言い訳をされていましたが、去年は「開山中止」の発表をしたわけです。
その直後の今年だけは「開山します」と明言する必要性が高い状況だと思うのですが。

利用者目線って観光行政で一番大事だと思うのですが

「開通させる方向」という曖昧な表現ではなく、具体的にどういう方針なのか、その方針が崩れる場合はどういう状況が想定されるのか、全てを正直に発表すればいいはずです。
ただ、おそらく、県や地元自治体さらに、様々な関係部署が絡んでいて、明確にメッセージを発信できる司令塔がいないのだと思います。
そのことで、富士登山を予定している皆さんに必要な情報が提供できていません。

富士山という大きな観光資源をかかえていながら、行政サービスが足を引っ張っている事例は良く目にするのですが、本題から逸れるので今日はこの辺で。

 

とりあえず、6月23日に登山道のパトロールをして登山道の閉鎖解除の可否を検討するそうですが、問題なければ既に発表されている期間で、山開きになるということです。

是非今年予定されている方は、楽しい富士登山が出来るといいですね。

入山が制限されるようなことになりませんように。

 

追記

静岡県側の登山道も無事に7月10日の開山が発表されました。

登山道の最新情報はこちらのページをご確認いただくようお願いします。

 

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