22.23日と「1合目から登る!富士山ガイドツアー」を実施しました。 初富士山登山にして、いきなり1合目から登ることになったのは、僕と同年代と、20代の女性、お二人でした。 お二人ともホノルルマラソンを走った事があると聞いて、9割ほどは登頂できるだろうと思っていました。
しかし、梅雨明けしてからも天候が安定しない富士山。
まずは安全登山を祈って、御殿場駅近くの新橋浅間神社にお参りをしました。
水ヶ塚駐車場に着くと降り出した雨、レインウェアを着て出発です。
宝永第三火口の脇の登山道を歩いているあたりで、部分日食を観察。
ちょうど、雲っていたので観察しやすかったです。
宝永火口入り口から富士宮口6合に合流し、そのまま富士宮登山道を登って、御殿場口八合の赤岩八合館へ。
山小屋に着き、夕食後に空に夕焼けが。 影富士も姿を見せてくれました。
夕食時には、持参した「食べられる食器」を使いました。 このことは、また後日詳しく書きますね。
翌未明、霧の中を3時過ぎに出発、途中から雨、アラレが降り、濡れながらも山頂を目指しました。
御殿場口山頂に到着! 頂上富士館で、暖かい紅茶を飲み、その後、剣ヶ峰へ。
日本最高峰に立ってから、その後下山。
まだ残雪が多く、コースが閉鎖されていて、お鉢巡りは出来ませんでした。
赤岩八合館で食事をした後は、御殿場口を下山しました。
下山途中、一瞬だけ雲が晴れ、双子山付近の雄大な景色が。
初日が10時間、2日目が11時間、長い道のりを経て、再びスタート地点の水ヶ塚駐車場へ戻りました。
スタート地点にあった登山地図の看板を前にして、二人はまだ実感が湧かないようでした。
本当に1合目から山頂までに行けたのか? 僕も今までにいくつもの山に登ってきましたが、濃い時間を過ごしたときほど、自分自身の体験が良く分からない気持ちになったり、何日経ったのか、今が何月何日なのか?など、時間の感覚がすっ飛んでしまったことがあります。
事実ではあるのに、なかなか頭が理解を出来ない。
それだけ、この2日間で心が感じたことが一杯あったのではないかな、と僕は思います。
「富士山に登った」という言葉だけでは単純に表現できない、様々な想いや記憶が一人一人にしっかりと刻まれる。
1合目からの登山は、やはり5合目からの登山とは違う要素があると思います。
だからこそ、僕自身もこの2日間が、とても2日間とは思えないほどに、長く濃く感じられました。
無事に登頂し、下山できたことに感謝です[E:fuji]