4月1日、いつもガイドツアーにご参加頂いているお二人の女性からプライベートガイドのご依頼がありました。
週間天気予報を見て、一番天気が良さそうな翌週の4月6日に実施するのをご提案しました。
当初は三浦アルプスの縦走をするコースをご依頼頂いていましたが、ちょうど桜の時期でもあったので、こちらで別コースをご提案させてもらいました。
ということで、4月6日当日は、JR衣笠駅に集合して、まずは桜の名所で知られる衣笠山公園へ向かいます。
(衣笠の市街地で見かけた、ソメイヨシノと椿の共演)
その後、衣笠城址を抜けて、いったん三浦半島中央部の里山へ下り、横浜横須賀道路・横須賀PA付近から、再び大楠山に向けて登ります。
(大楠山山頂直下に咲くニリンソウ)
大楠山周辺にはニリンソウの群落が数か所あります。
花の写真を撮りながら、最後の急登を登ると大楠山の山頂です。
(大楠山山頂の展望台からの景色)
山頂の展望台からは360度の景色が展望でき、山桜に覆われた三浦半島の森を一望できるのです。
薄曇りの天気だった為、写真写りが悪いですが、分かりますでしょうか?
眼下の森が白くなっているのは、山桜。
照葉樹を中心とした緑が濃い三浦半島の森が、白に近い桜色や広葉樹の新緑など、色とりどりに染まっています。
三浦半島ならではの春の光景です。
大楠山からは湘南国際村に下山、逗子駅行きの京急バスに乗車し、風早橋で途中下車して、そこから葉山マリーナ方面へ歩きます。
日没までにはまだ少し時間があるので、「パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ」でティータイム。
私はチーズケーキとコーヒーを頂きました。
そして、日没30分前にマリーナの隣に位置する鐙摺港(あぶずりこう)の防波堤へ。
(防波堤の上が散策できるようになっています)
夕暮れに輝く相模湾、江の島の左奥にうっすら富士山が浮かんでいるのが見えます。
そう、今日はこの付近からダイヤモンド富士が見える日なのです。
大楠山山頂や湘南国際村からも富士山が見えていたので、今日はダイヤモンド富士が見えると見込んで、ここにやってきたのです。
この日は気温が高く、富士山方面に少し雲が残っていたので、綺麗なダイヤモンド富士にはなりませんでしたが、富士山の山頂に沈んでいく太陽を見送ることができました。
4月に三浦半島のトレッキングツアーは何度か企画していますが、下山後にダイヤモンド富士が見れたのは今回が初めてでした。
ダイヤモンド富士が見えるスポットは、今後、葉山から横須賀の西海岸へ少しずつ南下して行きます。
4月中に三浦半島にお越しの場合は、天気が良ければ日没の時間、西の空、富士山に是非注目してみて下さい。