最近、登山に関する入門書・技術書を買い漁って、内容をチェックしています。
自分自身は、登山を始めた当初しか、こういう本は買っていませんから、もともと自宅にあった本は10年以上前のもの。
近年は登山ブームもあって色々な出版社から書籍が出ているので、新しい本の内容が気になっていたのです。
いくつもの書籍を目を通して分かったことは、何故か「手つかずのテーマ」が存在していることです。
(前から薄々気づいてましたが、今回確信しました)
それは、例えば、
- スマホや携帯電話を活用した気象情報の入手方法
- 登山時の疲労解消法
- 登山靴の履き方
などのテーマは、どの書籍を見てもほとんど記述がないか、あっても内容が浅く、実践的ではありません。
1の内容に関しては、インターネット環境が日々進化している現状に出版物が対応できていない証拠だと思います。
2・3に関しては正直何故だか分かりません。
強いて言うなら、登山は他のスポーツと違って競技として活動している方が少ないことが原因でしょうか?
理論的な知識を身につけてトレーニングしたり、体調管理をするという視点が一般登山者にも、指導者にも少ないのかもしれませんん。
バテないための歩き方や、休憩の取り方などは書かれていても、最終的に「バテないように日ごろからトレーニングをしましょう」という論調が多い気がします。
その反面、では実際に疲れた時、バテた時にどうすればいいのかという、肝心な情報がありません。
しかし、体力ある人でも登山の内容によっては疲れる時は疲れますし、疲労は遭難や事故の原因にも繋がりますから、疲労を解消する方法はとても大切な情報です。
このように書籍から得られる情報は、 安定して基礎知識を一通り入手することが出来ますが、経験豊富な登山ガイドが指導する内容と全く同じ内容ではありません。
そのため、身近に登山経験が豊富な友人や知人がいればその方と、いなければ登山ガイドなどの指導者と一緒に山を歩く経験を持つことが、総合的に知識を得ながら、経験を深める近道だと思っています。