山頂にて ということで、無事に親子で富士山に登頂して帰ってきましたが、もう少しだけ書き残しておきたいことがあります。初めての親子富士登山 1 の最後で「登頂するよりも大切なことがある」と書きました。 これは褒めてあげないといけないなと 小学4年生で頑張って富士山に登ったということ自体を特別視するつもりはなかったので、山頂に着いた際もいつもの登山と同じように労っただけでしたが、1泊2日の登山を通して、息子の姿を見ていて、これは褒め・・・
「登山ガイドが教えるweb教室」の記事一覧
初めての親子富士登山 3
山頂にて この記事は、↓の2つの記事の続きです。宜しければこちらもご覧ください。 初めての親子富士登山 1 富士登山に至った経緯など前置きの話初めての親子富士登山 2 登山一日目の話 登山2日目・山頂を目指して 夜は20時頃に就寝しましたが、息子はすぐに目を覚ましてしまったようで22時頃にいったん目を覚ましていました。窓の外に広がる夜景や、雲海の向こうに見える遠雷の光をしばらく一人で眺めていました。(何となくその方がいいかなと思って、声をか・・・
初めての親子富士登山 2
2022年8月某日、富士宮口5合目を出発 この記事は、初めての親子富士登山 1 の続きです。富士登山に至った経緯や、父親としての考えなど前置きの話を書いていますので、宜しければ1もご覧ください。 箱根で前泊 前日は箱根の宿に泊まって、翌日富士山を目指しました 我が家の親子登山の鉄則として、出来る限り朝早く行動を開始するためには登山口近くで必ず前泊するようにしています。 なかなか、子どもと一緒だと朝早く行動を開始するのが難しいというのが理由です。  ・・・
初めての親子富士登山 1
2016年、息子4歳、私38歳(若い・・・)ふじっぴーと富士宮口5合目で記念写真 富士登山は突然に 8月上旬、突然仕事の予定が空き、時間が出来ました。 夏休み中の小学4年生の息子を連れて「どこか山に行こう」と急遽思い立ちました。 天気予報を見ると、太平洋高気圧の張り出しが弱いため北アルプスなどの日本海側よりも太平洋側の方が天気が良さそう。 南アルプスも考えましたが、今年は報道されているほどは混雑していない富士山がいいのではないかと思い、息子に声をかけました・・・
シートベルトのない車
唐松岳山頂近くの斜面、八方尾根は部分的に急な斜面がある ピッケルが必要だと呼びかけられていること、その意味 今年のゴールデンウィークは残雪の富士山と残雪の唐松岳でのガイドツアーを開催しました。 この時期の森林限界を超える山はピッケルが必要な状況であることが多いのですが、毎年のようにノーピッケルの登山者を見かけます。今年の富士山でも、ピッケルなしにダブルポールで、チェーンアイゼンの登山者に出会いました。7合目付近で出会っただけで、その後どうしたか分かりません・・・
Twitterでスペースの配信をはじめました。
3月2日に新著「プロガイドの新提案 バテない登山技術」が無事発売となりました。今回、本の発売を記念して何かイベントを開催したいと思っていましたが、コロナ禍で大勢を集めた企画も難しく、そこでTwitterのスペースの配信を始めてみました。 スペースは音声を使ってリアルタイム配信するサービスで、インターネットラジオのようなものになります。Twitterアカウントを持っていない方も聞けるのもメリットで、スペース上で録音がしてある配信後30日間はどな・・・
「プロガイドの新提案 バテない登山技術」3月2日に発売です
以前からSNSやメールマガジンではお知らせをしてきましたが、前回2020年発売の山の快適歩行術に続き、2冊目の書籍が3月2日に発売されることになりました。 「プロガイドの新提案 バテない登山技術」山と溪谷社のページへこちらのページから、Amazonや楽天などへアクセス可能です。 既に各書籍販売サイトでは予約が始まっています。電子書籍の予約開始はもうしばらくお待ちください。 書籍発売に至る経緯 今回の書籍の企画が上がったのが昨年2月下旬のことでした。山の快適・・・
登山は鼻呼吸がだいじ
歩行ペースと呼吸法については、まずはこちらの動画をご確認ください。 21:27から29:18までの8分ほどで、歩行ペースと呼吸法を解説しています。 鼻から吸って口から吐く 登山の呼吸法は「鼻から吸い、口から吐く」が基本です。鼻の中で温度湿度が調整されてから肺に入ることで、酸素が取り込まれやすい状態になるからです。 また、鼻を閉じることはできませんが、口は閉じることが出来ますので、鼻から吸った時に口を閉じていることで肺の圧力を高めることが出来ます。口から吸っ・・・
膝を「クッション」にして衝撃吸収する歩き方はNG? – 下山の歩き方
登りの重心移動、後ろ足で蹴らないことに触れていて、全体的に分かりやすい記事だと思います。ただ、その反面、下山時に「ひざでクッションをつくる」「ひざを使って上手に力を吸収する」と急に具体性に欠けているのが残念に感じました。 https://t.co/xeb6HnYekW — 野中径隆🗻 【Q&Aでわかる山の快適歩行術】山と溪谷社より発売中 (@natureguidelis) April 22, 2021 PEAKSさんが「歩き方」の記事をUPしていた・・・
山のひざ痛で病院に行こうと思ったら・・・
山の月刊誌では毎年「膝痛」特集をやっていますね。それだけ登山で膝痛に悩む人が多いということの表れだと思っています。私の主催する山の歩き方講習会でも、参加者の中のお悩みの中で、膝痛の方が最も比率が高いです。 山の雑誌では、最近は整形外科医やトレーナー等の専門家が関節や筋肉の仕組みや、膝痛の種類や症例を解説する内容を良く見るようになりました。そういう記事を読んだり、私のブログを読んで「病院に行こう」と思った方、注意して頂きたいことがあります。 何・・・