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今年一年を振り返ると、おかげ様でガイドツアーの数が増えました。

また、自分一人だけではなく、他のガイドスタッフと一緒に活動する機会も増えました。

Nature Guide LISを立ち上げて5年。

多くの皆さんにご参加頂けるようになったことを本当にうれしく思っています。

参加して頂いた皆さま、お世話になった皆さま、今年一年ありがとうございました。

 

NHK-BSの「にっぽん百名山」出演を筆頭に、TV東京、TV朝日と合計5回のテレビ出演をしました。

実際のところ、メディア関連の出演依頼はもっとたくさん頂いておりました。

多忙であったため、お断りせざるを得なかったお話も多数ありました。

ガイドとして、本当に充実した一年だったと思います。

 

しかし、個人的には体調を崩すことが多く、ガイドとして活動すること以外で、苦しむ場面が多い一年でもありました。

 

昨年から家族が体調を崩しがちであったことから、私自身も体調が不安定になりました。

また、仕事と家事・育児のバランスに悩み続けた一年でした。

 

「うまく日々の生活を送っていくことができない」ことを誰かのせいにしたくなっていました。

そんな中、ここ一年、自分なりに悩みながら、辿り着いた感覚がありました。

 

「ただ、ガイドとして腕を磨き、活躍の場を創り増やしていくことだけが、自分自身を成長させるのではない」

ということです。

 

成功したのは自分のせい。失敗したのは誰かのせい。

ここまで露骨に考えてはいませんでしたが、それでも失敗を「自分のせい」と受け止める気持ちが少なかったと思います。

 

そんな中、先日NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」の中でのイチローのインタビューを見ました。

今年、日米通算4000本安打の大記録をうちたてたイチロー。

その言葉を聞いてびしびしと感じるものがありました。

 

(以下、上記WEBサイトからの転載)

「4,000のヒットを打つには、8,000回以上は悔しい思いをしてきているんですよ。

それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思います。

失敗を自分の中に刻み込んで行く行為。その中で出して行く結果。

それを重ねて行く。

今まで自分を支えてきたものというのは、よい結果ではないんです。

それなりの屈辱によって、自分を支えてきたんです。」

 

失敗を自分の中に刻む。

悔しい思いと向き合う。

 

登山やガイド活動とは、直接関係のない話になってしまいましたが・・・(^_^;)

 

もっと多く、活動する機会を持ちたいと思って、日々ガイドを行ってきています。

しかし、その機会を自分が考えた通り、創れない時もあります。

今まではその悔しさが怒りや焦り、悲しみ、無力感と、マイナスのエネルギーになっていたと思います。

 

その悔しい思いを、プラスの力に変えることが出来たとしたら・・・

 

自分自身のさらなる飛躍のカギがここにあると思っています。

今年も一緒に苦しんでくれた家族と共に、来年さらに成長していきます。

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