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先日、山の歩き方講習会を開催した時のこと。
 
参加者の方から「下山時に膝裏が痛くなる」という話を伺いました。
 
 
下山時に膝関節に負担がかかるのは皆さんご存じの通りです。
 
しかし、膝トラブルの大半は膝骸骨の周囲(膝のお皿のまわり)に起きるのが大半です。
 
どちらかと言うと膝の裏側に痛みが出るのは稀です。
 
 
ただ、以前にも膝裏が痛くなるという方の話を聞いたことがあったので、気にかかっていたのでした。
 
そこで、先日下見登山をしていた時に、自分自身の体で実験をしながら歩いてみました。
 
 
実験の内容は普段の自分自身とは違う位置に重心を置いて歩いたのです。
 
重心位置が変わるので、当然、一歩一歩の脚の動きが微妙に異なってきて、筋肉の使い方も変わります。
 
そしてしばらく歩いて行くと・・・
 
 
タイトルに示した通り、歩いている最中から腓腹筋上部が痛み出したのです。
 
普段歩いている最中に筋肉痛が起こることなんてないので、若干焦りました。
 
そのまま歩き続けると、腓腹筋上部から膝裏にまで痛みが広まりそうだったので、途中で実験は中止しました。
 
 
ということで、今回は身をもって、歩き方を変える(重心位置を変える)だけで、負荷のかかる筋肉が変わってくることを実感しました。
 
え?どう歩き方を変えてみたのか?
下(↓)の2枚の写真、片方がいつもの私の姿勢、片方が筋肉痛になった姿勢です。
 
皆さん、分かりますよね。
 
この辺りの「重心と姿勢」で使用する筋肉が変わってくるメカニズム、後日、詳細に解説したいと思っています。
 
PC131407.JPG
PC131408.JPG

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バランス良く、均等に体重をかけて歩いている方は実際には非常に少なく、大半の方は重心のかけ方に「偏り」があります。

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