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以前からSNSやメールマガジンではお知らせをしてきましたが、前回2020年発売の山の快適歩行術に続き、2冊目の書籍が3月2日に発売されることになりました。

「プロガイドの新提案 バテない登山技術」山と溪谷社のページへ
こちらのページから、Amazonや楽天などへアクセス可能です。

既に各書籍販売サイトでは予約が始まっています。
電子書籍の予約開始はもうしばらくお待ちください。

書籍発売に至る経緯

今回の書籍の企画が上がったのが昨年2月下旬のことでした。
山の快適歩行術の時に担当して頂いた山と溪谷の佐々木さんから「新しい形で登山の入門書が作れないか?」とご提案を頂いたことからスタートしました。

私自身も、山の快適歩行術で書きたいことを全て書き切れなかったという実感がありましたので、機会があればもう1冊書きたいと思っていたところでした。
その上で、山の快適歩行術が重版となり、その内容を評価して頂いて2冊目を書きませんかとご提案を頂けたのはとても有難いことでありました。

そこからどのようなテーマの本にするのか、書名をどうするかという企画がスタートし、最終的に企画が通ってGOサインが出たのが4か月以上経った昨年7月上旬のことでした。

今回は全編書き下ろしになります

前回2020年発売の山の快適歩行術は、ヤマケイオンラインでWEB連載を行っていた内容を加筆修正したものでしたが、今回は完全に1から執筆することになりました。
文章の中身(コンテンツ)の部分は、今まで自分自身がブログに書き溜めていた内容や、講習資料としてまとめていたものを元にしていますが、一冊の本として仕上げるために改めて文章を書きなおしました。

初めて(?!)産みの苦しみを味わいました

前回の山の快適歩行術の時は、新たに文章を書く作業は少なく、これまでの文章を整理・編集する作業が必要なだけだったことと、ちょうどコロナの第1波でガイド活動を自粛している最中だったので、執筆編集作業に集中できました。

しかし今回は執筆の締切と校正の作業にあたった昨年の11月から1月にかけての3か月程は、ガイド活動を続けながらだったのであまり余裕がない状態となり、改めて本を一から作ることの大変さを痛感した次第です。

「山でバテたくない」「バテさせたくない」全ての登山者にオススメします

前回の山の快適歩行術は、歩行術に関するお悩みにQ&Aでお答える形式の本でした。
実際に歩き方で悩んでいる方にはとても反響の多い本だったと思いますが、まだ悩みを持っていない初心者の方、特に悩みのないベテランの方などにはそれほど必要性を感じてもらいにくい本だったと思っています。
長年歩き続けてお悩みが出てくると、「これが本で書いてあったあのことか!」と後で分かったりすることがあると思うので、今後も歩き方で悩む方々のバイブルとして売れ続けてくれるといいなと思っています。

その上で、今回の本はどのような内容になっているかと言いますと・・・
最初に触れましたが「新しい形の登山の入門書」をテーマに執筆しました。

入門書と言うと初心者が読むものという印象があるかもしれません。
しかし、登山歴は長くても自己流で登山を続けていて、体系的に登山について学んだことがない方も意外に多いと感じています。
私自身は山岳組織に所属したことはないですが、先輩やガイドから登山技術を教わりました。
登山の世界には、口伝で教えられ続けているものの、文章化されていない技術がまだまだたくさんあります。
そして、登山界は他のスポーツ分野とことなり、スポーツ科学に基づいた理論的な指導が少ないと感じています。

そのため、本のタイトルには「入門」という言葉をあえて入れていません。
本の内容としては、これまでの登山技術書には書いていなかった内容が散りばめられているので「新提案」となっています。
長年、指導者として活動している人や、ガイドであっても、今回の本のように文章として整理されているものを読んだことはないと思います。

「山でバテない」登山者であり続けたい、もしくは仲間を「バテさせたくない」と思う、全ての登山者の皆さんに是非手にとって頂ければと思います。
3月の発売をぜひ、ご期待ください。

 

「プロガイドの新提案 バテない登山技術」山と溪谷社のページへ
(こちらのページから、Amazonや楽天などへアクセス可能です)

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