龍澤祭に思うこと
ST大学関係じゃない人には分りにくい内容です、悪しからず。 11/3に母校の学園祭に行ってきた。 卒業して、もう何年経ったのだか良くは分らないくらいなんだけど、それでも、つながりのある後輩がいる間はと思って、毎年この時期には足を運んでいる。 今年の3月にぼらせんは解散していたので、今年の学園祭では、5年(?)続いた「龍澤祭ボランティアセンター」という名称は姿を消した。 それでも、障害を持つ来場者の方々がいなくなったわけではなく、そのニーズに応えるべく、規模を縮小しつつも、他のボランティアサークルがその役割を引き継ぐ形となった。 僕のようなOBごときには、もはや出来ることは何もないから、後輩の顔をみて挨拶をするだけ。 ぼらせん関係の卒業生だけでも約20名はいるのだが、皆仕事が忙しいようだ。 この日集まった仲間達は結局五人。 近況を話し合ったり、今年から施行された障害者自立支援法のこととか、知的障害と精神障害の分野の福祉サービスの問題だとか、色々と話しをした。 マスコミでは「格差社会」が取りざたされることが多いけど、福祉の世界でも、サービスを受ける障害者の方々の中に「格差」が生まれているのだなぁと感じた。 そんなことを話していると、心なしか、龍澤祭の中にも「格差」が出てきたように思えてならない。 学園祭の”華”とも言える模擬店が丸館周辺に密集していて、来場者も集まりとても賑やかである。 それに比べて、丸館と中庭を挟んで反対側の六号館の周りは人通りも少なく、とても静かだ。 参加団体の希望もあるのかもしれないけど、あの状態では、六号館周辺の模擬店は人通りが少なくて大した売り上げにならないだろう。 同じ出店料を取りながら、あれだけ立地条件に差が出来るのはどうなのだろう。 僕が大学を去って、「龍実」が「DF」に変わってから、こういう「格差」が広がっている印象を受ける。 学生は四年で卒業してしまうからその変化には気付かない。 教職員の方々はどう感じているのだろうか? 書いたついでにもう一つ。 「龍実」の頃は、学園祭期間中はキャンパス内での安全確保にかなり気を配っていた。 危険箇所の”封鎖”を行っていたし、ブリッジ上に大勢の人が集中することの危険性から、中庭でのイベントは極力控えてきた。 会場設営などをほとんど業者任せにして、安全への配慮を怠ってはいないだろうか? 耐震偽装とかBSE問題とか、市民の安全をないがしろにした事件と似たような図式があるような気がするのは考えすぎだろうか。 毎年、龍澤祭に行っては同じようなことを書いてきたけど、おそらく、今年で最後の訪問になるんだろうから、最後にきちんと言葉にしておこうと思って書いてみました。