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 もう一週間以上経ってしまいましたが、9/8?10に「丹沢エコツーリズム担い手育成講座」に参加してきた。    6月にたまたま、神奈川県の自然環境保全センターのサイトを見ていたら、この講座に関するお知らせが掲載されていた。  
 『丹沢の自然の価値や問題を、登山ガイドの語りを通じて登山者に伝え、ひとりひとりが自然環境保全について考える山歩きスタイル「丹沢型登山エコツーリズム」の実現をめざし、その担い手(ガイド)を育成する講座』
 この文を読んで、ちょうど今年に入ってから、丹沢でエコツアーが出来るのではないかと、自分なりに考えていたので、とってもタイムリーだった。  このことは、6/6の日記にも書いた。 http://michi-and-lovely.cocolog-tcom.com/michi_and_lovely/2006/06/post_fffa.html  「悩む」などいいつつ、実際は申し込むという決断のための「いいわけ」を探していただけなのかも(^_^)  面接を経て、このたび、無事受講出来ることになったのであった。  9/8、朝、山岳実習最終日、名残惜しさを残しつつ山中湖を出発、明神峠を越える県道を抜け、R246を通って、一時間弱で丹沢湖へ。  昨日まで歩いていた水の木沢の下流に、あっという間に車で移動して来たことに、少し違和感を感じつつ、会場の西丹沢自然教室へ。  育成講座の初回は合宿形式の二泊三日のプログラムとなっていた。  とにかく、どうも、山岳実習のゆったりまったりモードがなかなか抜けないようで、座ってじっと講義を聴くのに苦労する。さらに、山中湖よりも急に暑い場所に来たので、体も違和感を感じているようで、講座の三日間は色々な面で苦労を強いられたのだった。  しかし、講義や実習の内容はどれも興味深く、勉強になることだらけで、どんどん吸収して、実践に生かしたいと意識が高まる一方だった。  他の受講生の皆さんも様々な場所から集まり、色々な個性を持った方達で、大いに刺激を受けたし、丹沢好きが集まるとこんなに面白い会話が成立するのかと、感心してしまった。  自分自身が大好きな自然を通して、伝えて行きたいことを再確認できたし、もっともっと多くのフィールドを歩いてみたいという思いを新たにしたのだった。  最後に、今回の講座での新しい発見の一つを紹介しておくことにする。  インタープリテーションの講義の中で、実習形式で一人5分間を与えられて、自然教室の周辺の自然を利用して、一人一人が発表をする場を与えられた。  素材探しで与えられた時間の中で、ちょうど自然教室脇の林の中に、どんぐりが落ちているのを見つけた。  これが、ちょうど山岳実習の最終日に、国境尾根の縦走路で拾ったものととても似ていたのだ。  この時は、クリスマスのリースみたいで面白いと思って、拾っただけだった。(↓)  http://michi-and-lovely.cocolog-tcom.com/photos/sangaku06/img_0973.html  自然教室の周りでは、特定の場所に集まって、葉っぱとまだ青いどんぐりが付いたものがいくつも落ちている。  これは何か動物か鳥の仕業に違いないと思って、講師の小林先生にヒントをもらって、この日の発表をした。  「コナラシギゾウムシ(小楢鴫象虫)」という虫の仕業らしい、と。  http://mushinavi.com/navi-insect/data-zou_sigi_konara.htm  帰宅してから調べたところ、他にも、クリシギゾウムシとか、クヌギシギゾウムシ、シイシギゾウムシなどがいるらしい。  しかし、このシギゾウムシはどんぐりに穴を空けて産卵するものの、根元の枝を切って、どんぐりを落とすことはしないようで、どんぐりを落としているのは、「ハイイロチョッキリ」という別の虫だということが分った。  http://www.takenet.or.jp/~ma3/rensa3.htm  産卵の時期はチョッキリが先で、シギゾウムシの方が後になるよう。  広葉樹の森で、小さな虫たちのドラマがあることに気付けて、とても興味深い発見となったのでした。
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