大山さん、ごめんなさい。
変なタイトルですな。 でも、ホントごめんなさい。 今まで私はあなたを舐めてました。 って、大山さんっていう人がいるのではないのです。 金曜日に丹沢の大山(1252m)に登ってきました。 丹沢といえば塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、鍋割山、桧洞丸、畦ヶ丸、加入道山、大室山など、有名どころの山は既に登ってしまっている。 塔ノ岳に至ってはもう何回登ったか、数えるのも面倒なくらいだ。 それなのに、それなのに。 何故か大山さんだけは今まで「食わず嫌い」をしていました。 今までの非礼を詫びる為にも、「さん付け」せずにはいられません。(^_^) うちのお店に来るお客さんでも、「登山はしないけど大山には行く」という方が多く、自分の中では高尾山と同じように、観光地のイメージが強かったのです。 ケーブルカーで途中まで登れてしまうということも、僕が興味を持たなかった一つの原因だったのではと思う。 標高も高くなく、伊勢原の市街地からアプローチも近く、登ろうと思えばいつでも行ける場所だった。 だからこそ、丹沢の山々に通い始めて5年ほど経っても、大山にだけは足が向かなかったのだ。 ということで、今日はその大山の登山レポートです。 この日は11時に家を出た。 夜から雨が振る天気予報だったが、R246を走る車から見えた大山は山頂が既に雲に覆われている。 登山口に車を停め、12時に出発。 遅くまで寝ていても、こんな時間から山に登れるのが、この山のメリットでもある。 ケーブルカーは使わずに、男坂コースを登り始める。 大山周辺にはモミ・ツガの原生林があることは聞いていたが、これほどまで見事な大木・巨木が存在しているとは予想外だった。 信仰の山ということで、むやみに伐採されてこなかったことで、貴重な自然が残っているというわけだ。 男坂の登りはじめから、モミ・ツガの大木を見上げて感心しながら歩くので、なかなか先に進めない。 気になった花の写真まで撮ってのんびりと進んだ。 徒歩とケーブルカーで25分ほどの道のりを、一時間かけて下社に到着。 大山阿夫利神社(http://www.afuri.or.jp/)の下社に参拝する。 神社本殿下に湧いている(ひいてきている?)湧き水・ご神水を飲んで、いざ山頂を目指す。 そのまま表参道を登ったつもりが、どうやら「かごやみち」を歩いていたようで、遠回りして16丁目で表参道に合流。 この辺りから、既に雲の中に入ったようで、時折ポツポツと雨が振ってくるが、樹林の中は濡れないので気にせずあるく。 雲の中で、風もあったので、山頂についたら、持ってきた行動食を食べるとすぐさま下山開始。 雷ノ峰尾根コースを降りる。 この辺りの尾根上にブナが見られるとのことだったので、注意して歩く。 ブナの木の根元には、ブナの稚苗らしきものが芽吹いていた。 この後、見晴台を通過して、モミ・ツガの原生林を通って下社に戻る。 その後は、女坂の方を下って、下山した。 行ってみるまでは、大山の自然にそれほど期待してなかったのだけれども、行ってみてビックリである。 ということで、近いということもあり、しばらく大山通いが続きそうである。 ちかく、写真もアップしますね。