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5月5日蝶ヶ岳から見た御来光 ヒュッテ横のテントサイトにて

 

昨日までの5月3-5日、テント泊で北アルプスの蝶ヶ岳に行ってきました。
2泊3日かけてゆっくり登りましたが、テント泊装備を背負っていて、雪道を登り下りしたので、歩き応えのあるルートだったのではないかと思います。

参加者の皆さん、今日は無事にベッドから起きれましたでしょうか?

連休中の登山の疲れが残っていて、朝がしんどいという方も多いと思いますので、今日は疲労回復についての記事を書いておきたいと思います。
 登山後に効果的に体内の疲労物質を抜くのも立派な登山技術なのですが、意外と情報が少ないんですよね。

1 登山中に4時間以上トイレ(排尿)の間隔があくのは軽度の脱水状態です。

春や秋の登山は少しくらい水分不足でも熱中症になることはありませんが、当然、水分不足はバテの原因になります。
登山中は「バテた」と感じなくても翌日に疲労が残っているのであれば行動中の水分不足を疑いましょう。

体は水分不足を排尿量を抑えることでコントロールしますが、そのことで運動中に出来た疲労物質が体外に排出される機会を失うことになります。
熱中症になりやすい夏に限らず、登山、特に2日以上継続して歩く登山では疲れを溜めないために水分補給が重要になります。

トイレがないならば、適切な場所で「ギジ撃ち、お花摘み」をするようにしてください。
排尿する機会が減れば、自然と水分補給量が減り、その分、疲労物質の排出が後回しになり、体の中に残りやすいのです。

以前書いたこちらの記事も参考にしてください。
登山中の疲労解消法(3)水分不足による疲労への対応

2 下山直後や就寝前のストレッチ

登山前に準備運動する方はたまに見かけますが、登山後に行っている人はあまり見かけません。
皆さんストレッチしていますか?
私は登山後は忘れていてすぐに出来ない時もありますが、、登山した日は就寝前に「必ず」ストレッチをします。

登山翌日にいつも疲労が残るという方で、寝る前にストレッチをしていないとしたら、キツイ言い方になりますが、自業自得です。
登山後に自分自身の体をメンテナンスし、その時に「どの筋肉が一番疲れているか?」に気づき、次の登山で「どうしたら、その筋肉が疲れないのか?」考えて試す。

こういった、自分自身の体について理解を深め、自分自身で上手く操ることが出来るようになっていくのも、登山技術です。

3 朝風呂に入る

登山翌朝の体のだるさは、血流が良くなると改善することが多いですので、 体の血流を良くするために、朝風呂に入るのがオススメです。
熱いシャワーを首や背中に浴びて、しっかり体を温めるのでもいいでしょう。

体が温まって血行が良くなったら、すぐにストレッチと水分補給を行うことで朝の早い段階で疲れが抜けやすくなります。

 

このほか、登山中の山小屋滞在時の疲労解消法については、以前、登山Q&AサイトSherpaに書いているので、こちらも参考にしてみて下さい。

縦走中、翌日に疲労を残さない方法 https://sherpajp.com/qa/160

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