9月29日は中学生達の富士山・宝永山登山の引率をしてきました。
今回の対象は千葉県内の中学校二年生150名。
林間学校の二日目、宝永山登山のプログラムの登山指導と引率を依頼されたのでした。
まずは、富士宮口新五合目で自己紹介、登山時の注意点を話してから出発しました。
富士宮登山道を歩き始め、六合目の山小屋まで登った後、登山道から分かれて宝永遊歩道を歩きます。
やがて目の前には、江戸時代に噴火した火口跡(宝永火口)が見えてきます。
ここから宝永火口に入り、火口の中の登山道を登って、5合目から二時間ほどで宝永山の馬の背(稜線)へ。
<上写真>
一気に広がる展望。
秋晴れの下、山中湖から駿河湾までの大展望を眺めることが出来て、皆喜んでいました。
ここで小休止してから、クラスごとに宝永山の山頂へ向かい、風の当たらない場所でお昼を食べるため、
稜線から少し下って、御殿場ルートの下山道沿いで散らばってお昼休憩をとりました。
お弁当食べた後は、御殿場口新五合目へ。
中学生達は元気いっぱいなので、先頭集団と最後尾集団のペースにどうしても差が出来てしまい・・・、
途中、何度が立ち止まって、全体のペースを合わせながら、下りました。
さきほどまで眼下に見えていた雲が、砂走りを下るうちに、その雲の中に入っていきます。
砂走りが終わる頃には、すっかり雲の下まで降りてきて、ついさっきまで見えていた富士山頂は雲の中。
大砂走りは快調に下ったので、もう少し時間がかかると思っていましたが、二時間ほどで御殿場口の駐車場
まで降りてきました。
ほとんどの皆が、富士山に登りに来たのは初めてだったことでしょう。
初めてで、こんなに素晴らしい天気に巡り合えたことは、なんてラッキーなことでしょう。
青空の下で、皆で歩いた思い出は、3年間の中学生生活の中でも、印象に残るものになったのではないでしょうか?