お問い合わせや、申込時に頂いた富士登山、ツアー関連の質問内容を「Q&A」方式でまとめて掲載します。
【Q&A 1 】
高山病が心配なんですが頭痛薬を飲んでおけばOKですか?
>>>薬で症状を抑えて登るのは大変危険、NGです。
予め飲んでおくと最初は症状がなく快調に登れてしまう分、後で酷い目にあいます。
水さえ喉を通らず、頭が割れんばかりの頭痛。
適切な高山病対策を学んで下さい!
【Q&A 2 】
フリースは用意したのですがさらに寒い時は薄手のウールセーターは使えますか?
>>>フリースとセーターを重ねて着れる必要があるので、重ね着出来ればOKです。
重ね着できない(苦しい・動きにくいなど)場合、フリースの上からさらに羽織ることが出来る防寒着をご用意ください。
【Q&A 3 】
山小屋でご来光を見てから頂上を目指す場合(夜間登山しない)ヘッドランプはなくてもいいですか?
>>>山小屋宿泊時、寝室は日中でも暗く、夜中は完全に真っ暗。
荷物整理やトイレに行く際にも必要です。
懐中電灯ではなく両手が使えるヘッドランプを全員持参しましょう。
【Q&A 4 】
9月でもガイドをお願いできますか?
>>>9月最初の日曜日で山頂公衆トイレが閉鎖、8月末から山頂の山小屋から順次山小屋も閉鎖します。
トイレと休憩場所がないため登山の難易度が上がりますが、LISでは環境保護のため簡易トイレセットを持参、7-8月とはスケジュールを変えて開催します。
【Q&A 5 】
親子で参加予定ですが親の方が体力が心配です。
親が途中リタイアしても息子だけ連れて行ってもらえますか?
>>>息子さんがご自身の荷物を背負い、自己管理が出来れば問題ありません。
特に衣服調整などの体調管理が自分で出来るかどうかを目安にご判断下さい。
【Q&A 6 】
富士登山後にお風呂に入ると帰りたくなくなりそう(笑)
入浴せず帰宅するのは無謀でしょうか?
>>>天気によって程度の差はありますが髪は間違いなく砂まみれになります。
時間に余裕がない方なども、銭湯に寄って浸からずに、体を洗って着替えるだけ。がオススメです。
【Q&A 7 】
頂上ご来光時の防寒着で悩んでます。
ダウンジャケットは値段高くて買えないのですが?
>>>化繊綿のジャケットでもOKです。
ウールのセーターや保温下着をもう一枚余分に持ってくるのでも構いません。
不安であれば、使い捨てカイロ(貼るタイプ)をお忘れなく。
【Q&A 8 】
トイレでは生理用品は捨てられますか?
>>>山ではゴミを麓に下ろして処理するにもお金がかかるので、汚物入れもゴミ箱もありません。
山小屋で購入した飲料ボトルなどは回収してますが、自分が持ち込んだものは全て持ちかえるのが原則です。
持ち帰り用の袋をご用意下さい。
【Q&A 9 】
頂上ご来光コースや、イチフジ2Daysに、小学校高学年の息子を参加させることはできますか?
>>>募集ツアーで他の大人の方と一緒では、脱落する可能性が高いため参加対象としておりません。
プライベートガイドツアーで、お子様にペースを合わせてあげることが出来れば、頂上ご来光コースの実施は可能です。
しかし、2日間で一合目から登るイチフジ2Daysはかなりハードなため、体力度合いを確認させて頂いた上で実施いたします。
いずれにしても、富士山のような気象条件の厳しい登山では、大人よりも耐寒能力が劣るお子様は低体温症になりやすいため十分な注意が必要です。(子どもの方が寒さに強いという既成概念は、長時間の高山歩きには通用しません)
挑戦を検討される方は、森林限界を超える中級山岳以上の登山や、1泊2日登山体験など、入念な登山トレーニングを行うことをおすすめします。
個人的に初めての富士登山では、目標を高く設定し過ぎることが、一番の失敗の要因になっていると感じています。
お子様の体力や精神力、モチベーションによって差が出ますが、実際に夜間登山となると弱音が出て、登る気が失せてしま
うお子様も良く見受けられます。
私たちは、ただ富士山頂にご案内することではなく、もう一度登りたいと思って頂ける、感動体験をご提供することを目指して
ツアーを行っていますので、他社様と比べると参加条件を厳しく設定しています。ご理解下さい。
【Q&A 10 】
スタンダードコースでしたら、小学4年生の子供でも無理なく登ることができるでしょうか?
昨年は大型ツアーに参加して、親子とも8合目で登山を断念しました。
>>>小学3~4年生のお子様のご参加は毎年ありますが、登頂出来るかどうかの確率は6~7割と言ったところでしょうか。
昨年は小学生男児は登れましたが、中学生男児は8合目の山小屋で、登山を断念されました。
これまでのガイド経験から、単純に年齢が低いから不利と言うものでもなく、お子様に関しては大人以上に予測できない部分が多いと感じております。やはり、一番重要なのは、事前の登山経験だと思っています。
特に、日帰りのハイキングでも、可能な限り長時間歩いたり、天候や気温の変化がある森林限界を超える山を歩いたり、様々な環境を経験しておくと、富士登山に大いに役立つと思います。
ご心配であれば、富士登山事前講習会にも合わせてご参加頂ければと思います。
ツアーにお申し込み頂く際に、万が一、お子様の体調が悪化し、宿泊の山小屋で待機することになった場合は、保護者の方に付き添って頂く形となっており、この点をご了解いただいております。
ただ、他の富士山ツアーと比べれば、LISのツアーは渋滞に合わず、頂上ご来光ではないので、山小屋でしっかり休むことが出来ますので、昨年参加のツアーとは全く環境が異なるものと理解して頂いて構わないです。
【Q&A 11 】
喘息持ちで、今も予防のため薬を飲んでいますが参加は可能でしょうか?
>>>持病をお持ちの方、服用している薬のある方は、念のため、主治医の方に相談をお願いしています。
富士登山を行う旨をお伝えし、登山しても構わないか、標高が高い場所で注意すること、服薬の注意点など、予めご確認ください。
医師の許可があれば参加も、服薬も問題ありません。
緊急時には救急隊に正確な情報が伝えられるよう、申込書に服薬している薬品名をご記入頂いておりますのでご協力お願い致します。
【Q&A 12 】
昨年吉田ルートを登り、「お布団1枚に3人ずつ寝る」状況でした。LISさんのツアーで泊る山小屋も同じ状況ですか?
>>>私は混雑時に他のルートの山小屋に泊ったことがないので、他の山小屋の混雑状況は噂でしか聞いたことがないのですが・・・本当に一つの布団に2.3人が寝ているのでしょうか?信じられません。
近年は予約ルールを徹底し、山小屋の定員以上は宿泊させないようになっていると聞いているのですが守られていないんですね・・・
宿泊予定の御殿場ルートの山小屋はもともと登山者が少ないので、混雑が少ないです。今まで一つの布団に3人は私は一度も経験したことがありません。一般的には、二つの布団に三人程度です。
お盆の期間なので、比較的混む時期ではありますが、就寝スペースを無理やり詰めて、宿泊客を入れるようなことはまずありませんので、安心して頂いて、大丈夫です。
【Q&A 13 】
天候のためのツアー中止はお金がかかるのでしょうか?
>>>大雨警報発令時や台風接近時などの悪天候時は、こちらで事前に中止を判断する場合があります。
この際は返金となります。
ただし、雨天が予想される程度では中止にはなりませんのでご了承下さい。
【Q&A 14 】
山小屋で着替えは出来ますか?どの程度着替えを持っていくべきですか?
>>>更衣室というほどではないですが、就寝スペースが区切られていたり、仕切られているスペースがあります。
男女で声を掛け合えば着替えは可能です。
トイレで着替えてもいいですが、タイツなど着替えにくいですよね。
着替えの用意についてですが、日数分着替えを持参するのは、重くなるので現実的ではありません。
例えば、イチフジ3Daysの場合、私は1日目と3日目は標高が低く暑くなることが多いので、半袖のTシャツ、2日目は標高が高いので長袖のシャツを着ます。
雨の時でも、基本的には速乾性のウェアとレインウェアを着ていれば、若干濡れてもすぐに乾き、着替える必要はありません。
念のため、靴下と下着(パンツ)だけは予備を1セット用意しています。
そのため、出発時に持つ着替え用衣服は長袖シャツと、予備下着と靴下のみです。
ズボンやフリースなどは3日間同じものを着用します。
1日目に着た半袖Tシャツを3日目に再び着用するのに抵抗があれば、半袖Tシャツをもう一枚着替え用として持ってくるといいかもしれません。
なお、1日目に「長ズボンの下にタイツ」はNGです。
登りでは暑くなるため、暑過ぎて汗だくになり脱水症になります。
標高が低い場所で登りの際は、タイツなど「暑くなった時に脱げない重ね着」はしないようにお願いします。
【Q&A 15 】
お昼ごはんはどのようなものを用意すればいいでしょうか?
>>>1合目からの登山の場合、1-6合目の区間は山小屋が無く、途中で飲料、食料を購入できません。
1合目からの登山に参加の方は、1日目の昼食は忘れずに持参してください。
2日目以降は途中の山小屋でパンやカロリーメイトなどを購入したり、山頂での休憩など時間にゆとりがある際は山小屋の食事メニューを食べることが出来ます。
荷物を軽量化したい場合は、2,3日目の昼食は現地調達で構いませんが、購入できる食料の選択肢が限られてしまうのでご注意ください。
【Q&A 16 】
ツアー解散時間によっては御殿場駅までのバスを3時間待たなければならないようですが?
>>>下山時刻はスケジュールと比べて30分ほど前後することがあります。
御殿場駅行きのバスがすぐに来ない時刻の場合、タクシーを呼んで、参加者の皆さん乗り合いで御殿場駅まで移動することができます。
下山予定時刻がおおよそ分かった段階で、タクシーを呼ぶかどうかガイドが皆さんに確認をとっています。
タクシーが中型か小型かで料金が異なりますが、片道だいたい5-6000円前後です。
(乗車人数で割り勘して頂きます)
また、新幹線を利用される場合は、また水ヶ塚公園13:38発の三島駅直通バスもあります。
三島駅到着は15:00です。
http://bus.fujikyu.co.jp/rosen/detail/id/19/#d_h01
御殿場駅から御殿場線と東海道線を乗り継ぐ手間を考えると新幹線駅に直接帰れる方が便利かもしれません。