大阪行きあたりばっ旅
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大阪に行ってきたのは17日に書いたとおり。 新幹線の中で、色々と質問されたらこういうことを話そうなどと、イメージトレーニングをしていた。 それと、前回の二次試験で「自己PR」の時間があり、二分間一方的に喋る時間が与えられたのだけど、その時はとても緊張していたので、とにかく、最終試験では笑顔を見せることを目標にしていた。 一応、真面目な方なので、こういう場に出ると緊張して硬い表情になることが多いのだ。 当日の面接では、全く緊張することなく、落ち着いて質問に答えることが出来た。 与えられた質問の中で、一箇所だけ、照れ笑いというか、ハニカムというか、笑顔を見せることも出来た。 筆記試験はあまり重視されないとは聞いていたので、慌てず分る問題を確実に解いてきた。 自分の英語力のなさ改めて感じたわけですが。 試験が終わって、会社を出たのはお昼頃。 採用されるかどうかなど、考えても仕方がないので、残りの時間で大阪を楽しむことに。 一緒に試験を受けているFさんとどこかに行こうという話しになっていたので、合流してまずは新大阪へ。 大雨の後の一転、快晴の大阪は30度近い気温。 スーツ姿で動き回りたくはないので、まずは着替えて荷物を新大阪駅のコインロッカーに預ける。 お昼に新大阪駅の信州庵で冷たいおそばを食べながら、作戦を練る。 これがまたおいしかった。 素揚げ(?)のごぼうがシャキシャキなのだ。 なんばグランド花月にお笑いを見に行こうという案が出るも、公演時間が合わずに却下。 とりあえず、本屋で一番安いガイドブックを買って、御堂筋線に乗り込む。 どうしても地図を見ながらきっちり計画を立てたい性格の僕ではあるが、今日はFさんになるべく合わせようと思い、行きあたりばったりに楽しむことになった。 とりあえずの目標を「たこ焼き」として、心斎橋で下車。 心斎橋筋商店街を通って、道頓堀方面へと歩きながら、大阪見物。 すると、見覚えがある場所に出たと思ったら、そこが道頓堀。 なんと、道頓堀川に飛び込めないようにフェンスが張り巡らされている。 「おー、かに道楽だ」などと、観光客丸出しに写真を撮りつつ進む。 ドンキホーテの観覧車をカメラにおさめ、くいだおれ人形、松竹前の安田大サーカス人形と写真を撮りまくる。 千日前で念願(?)のたこ焼きを食べる。 たこ焼屋の脇の小さな路地にベンチが並んでいて、そこで人々がたこ焼を食べている風景を見て、オーサカ文化を実感する。 ここで、次の予定の作戦を練る。 どうしても、山屋の性格から大阪でも自然を味わいたいと思ってた。 住吉大社か、海の方に行きたいと思ってた。 コスモタワーから大阪湾を見下ろすのもいいなぁなんて。 しかしいつの間にか、「んじゃ海まで歩きますか!」っていう話しになり、出発。 道頓堀川沿いを西へと歩く。 道端のあらゆるものから「大阪」を感じながら歩くと、やがて大阪ドームが見えてきた。 ドームを横目に見ながら、今度はR172を西へ。 港区にはいると、東京の月島や葛飾に来たような雰囲気。 どこか喫茶店で休憩しようかと思ってたけど、色々と会話をしながら歩いていたら、いつの間にか休憩できるようなところはなく・・・。 海も近づいてきたところで、八幡屋公園で休憩。 ここまで来たら電車を使わずに海まで歩こうということになって、天保山に行くことに。 その後コンビニに寄って飲み物を買って、さらに歩く。 千日前から、二時間近く歩いてたどり着いた天保山公園には、日本一低い山「天保山」(標高4.5m:二等三角点)がある。 山屋としては、ここに呼ばれて来た様な気がして、真っ先にこの山頂を目指す。 が、どこが山頂なのだか分らない。 ようやく見つけた天保山頂で記念撮影。 山頂からはすぐ目前に海が見え、さらには対岸のUSJのセットの裏側(?)までが見える。 ちょっと特別な眺めだ(笑) このまま歩いて、「海遊館」に向かう。 世界最大級の水族館らしいが、入館するような時間はなく、海遊館の裏手に回って海を見ようとすると、ちょうど夕暮れの時刻だった。 港の風景の向うに六甲の山並みが見え、夕暮れ時の太陽が空を染めている。 夕焼けをじっくりと眺める機会なんて、とっても久しぶりだったので、その場で、ゆっくりする。 刻々と色を変えていく空。 やがて、太陽が六甲の山並みに没すると、まもなく、19時発のナイトクルーズの船が出航する。 船を見送り、冷たい風を感じるようになったので、その場を離れ、夕食へ。 かなり歩いてすっかりお腹が空いていたので、「なにわ食いしんぼ横丁」の中で、迷ったあげく、自由軒の名物カレーを食べ、デザートにハーゲンダッツのアイスを食べつつ、大阪港駅へ。 気が付くと、かなり遅い時間になっていて、もっとのんびりしていたら、あやうく新幹線の終電を逃すところだった。 しかしまぁ、それだけ大阪を楽しむことが出来たということで、まったく行きあたりばったりだったけど、予想以上に色々な楽しみ方が出来て、すっかり何をしに大阪まで来たのかを忘れてしまいそうな勢いだった。 行くまでは大して大阪に興味がなかったのだけど、やはり見知らぬ土地を歩くのは楽しい。 下手に予備知識をいれ、計画をばっちり立てるより、今回みたいな行きあたりばったりの歩き方が、とっても新鮮であり、大阪を楽しむのにはぴったりだったと思う。 それもこれも、今回一緒だったFさんのおかげだと思うので感謝感謝である。