いよいよ関東地方も梅雨入りしましたね。
しかし、梅雨も長くても一か月半ほど、
梅雨が明ければ本格的な夏山シーズンの到来です!
皆さんは今年の夏、具体的に目標がありますか?
その登山に向けて何かトレーニングはされていますか?
北アルプスに登りたい。テント泊に挑戦したい。
ちょっと高い目標を設定したとしても、確実にステップを定め、準備とトレーニングを進めていけば、目標は確実に現実化していきます。
あなたの中にある「あこがれの登山」を実現するために、
夏山直前のこの期間に、準備をすることの大切さに、今日は触れてみたいと思います。
体力づくり・体力維持
「雨だからこの時期は登山はお休み」
なんて言っていると、休んでいた分体力は落ちてしまいます。
さすがに大雨警報が出ている時の登山は難しいですが、
梅雨の合間をぬって、日帰りでいいので登山をすることが、夏に向けた体力作りにつながります。
夏に登る山の標高差を考えて、登る山やルートを選ぶといいと思います。
例えば、八ヶ岳やアルプスの山に登る場合、一日で標高差1500~2000mを登ることもあります。
これに備えるにはやはり、一日で最低でも1000mの標高差を登り下りする登山をしたいところです。
ちなみに神奈川では、塔ノ岳を大倉尾根を往復すると、標高差1200mです。
暑さに慣れる、暑さ対策を学ぶ
また、これから暑くなるに従いエアコンに慣れた生活を送ってしまうと、いざ夏山に登るときに苦労します。
暑くて湿度の高い時期に登山に慣れておくことが大切です。
さらに、衣服調整などの暑さ対策を学ぶ機会にもなります。
上下レインウェアを着用すると、気温が高い時期に標高の低い場所を歩くと、本当に暑いです。
例えば、小雨の時はレインウェアはズボンだけ着用し、上は撥水性のある薄手のウィンドブレーカーを着用する方法があります。
薄手のウィンドブレーカーなら、熱が籠らず、濡れても生地が薄いと乾きやすいので、小雨程度の天気で大活躍します。
【参考商品】 Patagonia Men's Houdini Jacket 野中が春から秋まで重宝している軽量ウィンドジャケットです。
また、着用するズボンをジップオフ機能(ジッパーでハーフパンツに出来る)タイプにしたり、ベンチレーション(換気)機能が着いたウェアを選ぶことが、暑さ対策になります。
【参考商品】 Patagonia Men's Gi III Zip-Off Pants
このようなウェアを、この時期に低山を歩きながらテストをすることで、夏山に備えたトレーニングになります。
その他、自宅でできること
いつも持参している登山装備を見直し、軽量化を検討してみるのもいいでしょう。
宿泊を伴う登山では特に、荷物が軽くなると体への負担が軽減します。
また、ストレッチ運動を行って、疲れにくく、怪我をしにくい、柔軟な体づくりをすることもとても重要です。
ストレッチは苦手な方もいらっしゃると思いますが、毎日時間を決めて継続していると確実に柔らかくなります。
そして、柔らかく体を使えることで、体の一部のみに負担が集中することを防ぎ、体全体を使って歩くことが出来ます。
あとは・・・
登山WEB教室の動画などを参考に、疲れにくい歩き方を研究してみてください。
また、歩き方、ストレッチの方法などは、山の歩き方講習会などで講習を行っていますので、より詳しく学びたくなった方は是非、講習会へご参加ください!