小球性低色素性貧血
今日分かったこと。 まず、貧血の種類が「小球性低色素性貧血」だということ。 鉄分が不足して、赤血球の生産が追いついていない状態。 元気のない赤血球しか作られていない状況のようだ。 では何故、鉄不足なのか? 今まで、総合栄養食をきちんと食べてきたのだから、ここにきて突然貧血になったのには、食事以外の原因がありそうだ。 体の中で鉄分がうまく吸収出来なくなっているとか。 鉄分の供給が間に合わないほどに、体内で出血や溶血が起こっているとか。 あと、超音波(エコー)検査の結果、腎・脾・肝臓などの臓器に大きな異常は無かった。 若干、脾臓に異常がありそうにも見えたが、切除しなければならないような病変はないとのこと。 そのため、貧血の原因として現時点で考えられるのは、 ?まだ可能性として残っている脾臓の異常 ?脊椎部分の異常 ?ごく稀に、寄生虫に感染してこのような貧血になることもあるとのこと。 ?の脊椎のことだけど、昨年から腰の痛みがあったけど、今まで神経性の異常が見られないため、ヘルニアではないとのこと。 ただ、レントゲン写真では、脊椎のちょうどラブリーが痛がっていた部分に、異常が見られることは確か。 骨の輪郭がぼやけているので、少し骨の密度が少なくなっているのか、それとも骨の周囲に何らかの異常がある、もしくはあった可能性が高い。 脊椎から内臓に向かって多くの神経が通っているから、脊椎の異常が内臓に影響を与えることもあるのだろうけど、それが貧血の理由まで説明できるわけではない。 結局、色々と今後対処をしながら、経過を見つつ診断をしていくという形になるようだ。 しかし、動物病院の先生の説明を聞いていると、今「千島学説」に関する本を読んでいるので、タイムリーな話しが多い。 先生はあくまでも生物学の基本である「骨髄造血説」、「細胞分裂説」にのっとって説明して下さる。 でも、それでも現状の説明が出来ないだけに、「腸造血説」と「赤血球分化説」についてもっと勉強してみたいという意識が高まっている。