ちょうど一年前、このブログで「歩き方を変えて、筋肉痛になってみました」という記事を載せました。
そこで、「重心と姿勢」で使用する筋肉が変わってくるメカニズム、後日、詳細に解説したいと思っています。
と書きましたが、その「後日」が一年後になってしまいました(^_^;)
登山学習Q&AサイトSherpa で今年の夏前に「膝裏の痛み」の質問を受け、回答をしたのですが、この時に解説した内容が我ながら分かりやすいなと思いましたので、改めて解説画像を作成して、自分自身のブログに掲載することにしました。
前回の記事でこの2枚の写真を掲載しました。
皆さんの分かりの通り、左が負担の少ない歩き方、右が負担の大きい歩き方です。
左右の歩幅が若干違いますが、気にしないでください(^_^;)
ここで注意して頂きたいのが、単純に「上半身の姿勢の良い悪い」だけに注目してしまうと本質的な理解が出来なくなってしまいます。
姿勢が悪いのが良くないことくらい、だいたい誰でも分かりますよね。
姿勢が悪いと肺が広がらず呼吸がし辛くなるということは、登山関連の情報に良く載っている基礎知識です。
ただ、「良くない」と分かっていても、いつの間にか姿勢が崩れてしまうものなのです。
上の写真では少しオーバーに姿勢を崩していますが、この程度ではなくても、体が前傾カーブした状態で歩いている方は頻繁に見かけます。
でも、なぜ姿勢が崩れてしまうのかの解説を見たことがありません。
しかし、ここがとても大事なポイントなのです。
体の動きのメカニズムをしっかり理解出来ると、体への負担の少ない歩き方に少しだけ近道が出来ますよ。
姿勢が崩れてしまう理由・・・それは・・・
下半身と腰回りを上手く使えていないため、なのです。
なぜ姿勢が崩れるのか?そのメカニズムは?
姿勢と重心についてのポイントが分かりやすいように、色つきの画像を作成しました。
上半身の姿勢の違いは良く分かると思いますが、この写真をよーく見てそれ以外に最も違いがある部分がどこか分かりますか?
・・・ということで、続きは次回。
「姿勢と省エネ歩行」をテーマにしばらく連載をしていきますので、続きの記事をご期待ください!
山の歩き方講習会で、歩き癖のチャックをしています
LISが開催している山の歩き方講習会では、1人1人の歩き癖のチェックを行っています。
バランス良く、均等に体重をかけて歩いている方は実際には非常に少なく、大半の方は重心のかけ方に「偏り」があります。
偏りが大きい方ほど、それが靴擦れや膝痛などの原因になる傾向があります。
姿勢改善の方法も指導していますので、機会がありましたら、是非、山の歩き方講習会へご参加ください。
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