2020年が終わろうとしています。
コロナの影響で数か月ガイド活動を停止しましたが、出版もしました。
色々と新しい経験をした一年でしたが、どうにか無事にこうして新しい年を迎えようとしています。
今年最も印象に残った登山
個人的に最も印象に残った登山は、家族で夏にテント泊で登った爺ヶ岳です。
昨年に続いて、息子のリクエストに応えて、ライチョウとサンショウウオに出会える山ということで種池山荘でテントで2泊しました。
爺ヶ岳の稜線で出会ったライチョウの親子
あと何年、息子と一緒に登山ができるかわかりません。
だからこそ、息子と一緒の登山ではなるべく息子の記憶に残る体験をさせてあげたいと思っています。
完全に親バカです(^^;
ライチョウに会いたい
そして今年も息子の希望通り、爺ヶ岳でライチョウに出会えるといいなと思っていました。
思っていましたが、こればっかりは運が左右する要素が大きいのです。
私が登山ガイドであってもどうにもできないのです。
でも、私が案じるよりもあっさりと今年もライチョウに出会ってしまいました。
登山2日目、爺ヶ岳へ向かう稜線、ヒナを引き連れたライチョウのファミリーを息子が見つけた瞬間、私自身思ってもいなかったのですが、思わず感動して目頭が熱くなっていました。
この時の2泊3日の登山は、爺ヶ岳の山頂に立つことが目的ではありませんでした。
とにかく、ライチョウに出会いたかったのです。
そして、それが叶ったことに、今までのどの山に登って得てきたものとは違う、何とも言えない感動を覚えたのでした。
そんな登山が、今年で一番印象深いものとなりました。
目標を叶える、夢をかなえる、誰かを幸せにできる登山を、これからも大切にしていきたいと思いました。
来年もこの気持ちを大切に、山を歩き続けていきたいと感じています。