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先週末は家族で立山に行ってきました。
春休みに吾妻山系の西大巓に家族で登ったのですが、その時にピッケルを持たせると「やる気スイッチ」が入ってノリノリになって登る息子の姿に感心して、間髪を入れずに残雪の立山に行くことにしたのでした。

雷鳥が大好きな息子は「冬毛のライチョウが見たい」
でも、立山黒部アルペンルート開通直後で室堂周辺の山小屋は土曜日どこも満室・・・
どうにか弥陀ヶ原にある展望立山荘さんに予約がとれてお世話になってきました。

1日目の土曜日は室堂近くの雪の大谷を眺めて、立山自然保護センターで雷鳥について少し学習をしてから15時に立山荘に入りのんびり過ごしました。
快適なお宿で、夕日が綺麗に見えて本当に展望の良い場所でした。
晴れていれば日本海に沈む夕日が見れますよ。

2日目は朝食後に朝一番の室堂に上がるバスに乗って、9時過ぎに登山開始。
4-5月と11月の立山で登山をする場合はビーコン携帯必須なので、家族3名ビーコン・ヘルメット・アイゼン・ハーネスを装着、ピッケルを携帯して、まずは一の越を目指します。

ライチョウを探しながらも、行けるようであれば雄山まで、雄山が厳しければ浄土山でもいいかなと柔軟な計画で挑みました。
(こうしたルート変更の可能性もコンパスの登山計画に事前に入力済み)

日ごろ運動不足の妻のペースに合わせてゆっくり登りたいのですが、息子は待てない様子でずんずん進みます。
途中、一の越が近づいたあたりで、登山ルート上から外れて浄土山側にハイクアップしているスキーヤーの一団が固まって写真撮影をしているのが見えたので、「雷鳥を撮っているのではないか?」と感じて息子に声をかけ、見に行くと・・・

いました!
見事に冬毛のオスの雷鳥に出会うことが出来ました。

この時期は雪の上にいると保護色で見えないので、見つけられる可能性は低いかなと思っていましたが、周囲の様子を伺いながら登っていた甲斐がありました。

この後、一の越まで上がって休憩。
しかし、その後雄山に向けて登り始めましたが、傾斜が増した岩の斜面に息子が「怖いから登りたくない」と言い出したので、今回の目的は登頂することではなかったので、登頂は断念してそのまま下山してきました。

室堂までの下りでは持参したヒップそりで少しだけ滑って遊んでから、下山していきました。

そして、室堂でのお土産は今まで持っていた雷鳥のミニぬいぐるみよりも大きい通常サイズ(実物と同じくらいの背丈)の雷鳥ぬいぐるみをゲットしてご満悦の息子でした。

息子と雄山をバックに記念撮影。
ピッケルが剣になるのが小学生男児あるあるです。

 

子どもが生まれてからそれほど頻繁に家族登山が出来ているわけではなく、特に小学生に入ってからは平日利用で登山しにくくなり、土日はサッカーもしているので、なかなか思い切って家族登山に出掛けにくい環境ではあります。

それでも、鉄は熱いうちに打て、当機立断とも言います。

虫や生き物全般が大好きな息子ですが、あと何年こうして一緒に家族登山を楽しんでくれるか分からないので、子どもがライチョウやピッケルに興味がある間は、家族でこうした登山をしばらく集中的に続けていけたらと思っています。

そして、この時期の室堂は一の越まで登らなくても、みくりが池周辺などでも雷鳥に出会いやすい環境になるので、来年はファミリー向けの雷鳥に会いに行くツアーを開催出来ればと思っています。

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