3月10日(月)
静岡県富士市元吉原小学校5年生の皆さんに、富士山についての講演を行ってきました。
テーマは「富士山登山で養われたもの ~実際に登って感じた富士山の魅力~」です。
元吉原小学校5年生は、今年の総合学習のテーマが富士山!
一年かけて、子どもたちそれぞれが、「入山料」や「ゴミ」、「噴火」など色々なテーマを調べたそうです。
講演冒頭に自己紹介をしているところ。
ちょうど前日に登っていた八ヶ岳の雪山の写真を写してお話ししています。
目をつぶってしまっていますが(^_^;)
私自身が、富士山でのガイドや、個人的に富士山で撮ったものも含め、
たくさんの富士山の写真をもとにお話をさせてもらいました。
山頂まで行かなくてもいいので、「富士山に行ってみたいな」と思ってもらえるように、
5合目からの登山だけでなく、一合目からの登山の写真や、
夏だけでなく、四季の富士山の様子も交えてお話ししました。
登山者の楽しんでいる姿、綺麗な空、たくさんの花々。
みなさん興味をもって見てもらえて、講演後に「登ってみたい」子どもたちが増えていたようです(^.^)
富士市は新富士駅があって、富士山の静岡県側の玄関口なのですが、
市内には世界遺産の構成資産がないそうです。
でも、私が毎年実施している「海から富士山」は富士市の海岸をスタートしています。
そうなんです。
江戸時代は東海道を歩いて富士山まで旅をしてきたので、
小学校のあった地域には吉原宿があって、富士登山の起点になっていたのです。
地元のことを積極的に調べて、皆さん詳しくなっていたので、
講演の最後にたくさん質問をしてもらって、とても刺激をうけ、嬉しかったです。
みんな、しっかり学習してきたんだなぁと思いました。
富士市民にとっては、そこに富士山があるのは当たり前すぎて、特別な認識はないのかもしれませんが、
地元の「宝」を誇りに思えることも大事ですよね。
富士市に縁のあるガイドとして、今回講演できてとても光栄でした。