3泊4日を一人で沢登りをして過ごしていました。 一人で過ごすからこそ味わえる贅沢な時間でした。 今朝のフェリーに乗り込み屋久島を離れることになりました。 5日の夜から山は雨でしたが、昨日6日の夕方からのベースキャンプの片付けの時、そして今日の早朝の撤収をする際は一時的に雨もあがりました。 特に今朝未明は大雨のあとの澄み切った空に星空が広がっていました。 最後に浜に出てしばらく星を眺めることが出来ました。 この時間が僕の二週間の屋久島滞在を振り返る良い時間に・・・
「屋久島」の記事一覧(2 / 2ページ目)
屋久島’04・・・(7)
「屋久島を振り返って」 最後に、今回の「屋久島」の振り返りを書いてまとめとしたい。 まずは、鹿児島空港での乗り換えや、機内で綴った「屋久島メモ」の中の言葉を読みやすく修正したものを。 『いつもなら、帰りたくない、もう少し楽しみたいと思うのかもしれない。 しかし、今回は十分満足したせいなのか帰る事を惜しむ気持ちは無い。 ただ、屋久島空港で機内に乗り込むとき、そして、機内から雲間に見える屋久島を見つめたとき、とても切ない思いが込み上げてきた。 そし・・・
屋久島’04・・・(6)
「きっとまた来る」 濡れた衣服を干して着替をする。 安らげる場所に戻れたせいか、軒先から眺める雨の風景、雨音は叙情的なものになってくるから不思議だ。 しばらくすると雨も止み、外でツェルトを干す。 さらに次の台風がせまっていたので、マサの携帯電話をかりて帰りの飛行機を予約する。 夕方には雨も上がり、マサとシンシアと共に夕日を見に行く。 少しでも見晴らしのいいところへ車を走らせるが、日没までに栗生の浜には着きそうもなく、途中の公園に車を停める。 ・・・
屋久島’04・・・(5)
「ただいま」 杜の家では、せっちゃんとおじじが暖かく迎えてくれた。 FOSのコースは今日までだが、今晩はマサと糸ちゃんと共に杜の家に泊まる事にしたのだ。 洗濯をし、濡れ物を干して、風呂に入る。 五衛門風呂に入りながら聞く脇を流れる沢の音。 他の宿泊者もおらず、町のにぎやかさからも遠い。 あれだけ濃厚な時間を過ごした後、続く余韻に浸るには素晴らしい環境だ。 夕食はトビウオの刺身が新鮮でとってもおいしかった。 お腹を満たした後は、糸ちゃんとマサ・・・
屋久島’04・・・(4)
「屋久島の森深く」 淀川登山口を出発して淀川小屋に向かう。 南国を思わせる密度の濃い森の中を歩く。 屋久島の中央にそびえる山岳地帯には北から永田岳、宮之浦岳、栗生岳、翁岳、安房岳、投石岳、黒味岳、高盤岳といくつものピークが連なっている。 この中で黒味岳、高盤岳の間、屋久島の屋根ともいえる山岳地帯の南部に、花之江河、小花之江河という高層湿原が広がっている。 この小花之江河を源にして流れるのが淀川であり、淀川登山口から歩くこと40分ほど、登山道がこの・・・
屋久島’04・・・(3)
「ニライカナイ」 飛行機は台風一過の青空へと飛び立つ。 眼下には青く輝く鹿児島湾と雄大な桜島が見える。とにかく素晴らしい。 やがて開聞岳の姿も見えてくる。窓からの眺めに釘付けとなり、夢中でカメラを向けていた。 初めて、低空を飛ぶ離島便に乗ったせいか、子どものように、窓から見える海原を見つめていた。 やがて洋上アルプスという言葉がふさわしい屋久島の姿が見えてくる。 そして、飛行機は屋久島の海岸線、照葉樹林をかすめる・・・
屋久島’04・・・(2)
「鹿児島での四日間」 鹿児島空港に到着し、すぐに市内行きのバスに乗り込み天文館へ。 ここが鹿児島市内の中心部で、のんびりと昼食をとってから時間があれば歩いて港まで行き、高速船トッピーに乗る予定だった。 台風の影響が気になっていたので船の運行状況を電話で問い合わせてみる。 すると、なんと始発から欠航しているとのこと! 機内と車内でわずかに眠っただけの寝不足の頭で、とにかく冷静に事態を考えてみる。 今日既に欠航になった高速船トッピーも屋久島フェリ・・・
屋久島’04・・・(1)
個人のHPに載せていた2004年10月18?28日の屋久島記録をブログに移すことにしました。 長いので7回分に分けて載せます。 ?「ヒッチハイク」 この旅は、ヒッチハイクから始まった。 出発前夜、準備をしながら羽田空港までの電車の時刻を確認すると、始発に乗っても飛行機出発時刻の20分前に着けないことが分かる。 飛行機のチケットを予約する時点で電車の乗り継ぎを確認したのだが、横浜駅での乗り継ぎ時間が短すぎることに気付かなかったのだ。 荷物のパッキ・・・