「ただいま」 杜の家では、せっちゃんとおじじが暖かく迎えてくれた。 FOSのコースは今日までだが、今晩はマサと糸ちゃんと共に杜の家に泊まる事にしたのだ。 洗濯をし、濡れ物を干して、風呂に入る。 五衛門風呂に入りながら聞く脇を流れる沢の音。 他の宿泊者もおらず、町のにぎやかさからも遠い。 あれだけ濃厚な時間を過ごした後、続く余韻に浸るには素晴らしい環境だ。 夕食はトビウオの刺身が新鮮でとってもおいしかった。 お腹を満たした後は、糸ちゃんとマサ・・・
「山のレポート」の記事一覧(22 / 25ページ目)
屋久島’04・・・(4)
「屋久島の森深く」 淀川登山口を出発して淀川小屋に向かう。 南国を思わせる密度の濃い森の中を歩く。 屋久島の中央にそびえる山岳地帯には北から永田岳、宮之浦岳、栗生岳、翁岳、安房岳、投石岳、黒味岳、高盤岳といくつものピークが連なっている。 この中で黒味岳、高盤岳の間、屋久島の屋根ともいえる山岳地帯の南部に、花之江河、小花之江河という高層湿原が広がっている。 この小花之江河を源にして流れるのが淀川であり、淀川登山口から歩くこと40分ほど、登山道がこの・・・
屋久島’04・・・(3)
「ニライカナイ」 飛行機は台風一過の青空へと飛び立つ。 眼下には青く輝く鹿児島湾と雄大な桜島が見える。とにかく素晴らしい。 やがて開聞岳の姿も見えてくる。窓からの眺めに釘付けとなり、夢中でカメラを向けていた。 初めて、低空を飛ぶ離島便に乗ったせいか、子どものように、窓から見える海原を見つめていた。 やがて洋上アルプスという言葉がふさわしい屋久島の姿が見えてくる。 そして、飛行機は屋久島の海岸線、照葉樹林をかすめる・・・
屋久島’04・・・(2)
「鹿児島での四日間」 鹿児島空港に到着し、すぐに市内行きのバスに乗り込み天文館へ。 ここが鹿児島市内の中心部で、のんびりと昼食をとってから時間があれば歩いて港まで行き、高速船トッピーに乗る予定だった。 台風の影響が気になっていたので船の運行状況を電話で問い合わせてみる。 すると、なんと始発から欠航しているとのこと! 機内と車内でわずかに眠っただけの寝不足の頭で、とにかく冷静に事態を考えてみる。 今日既に欠航になった高速船トッピーも屋久島フェリ・・・
屋久島’04・・・(1)
個人のHPに載せていた2004年10月18?28日の屋久島記録をブログに移すことにしました。 長いので7回分に分けて載せます。 ?「ヒッチハイク」 この旅は、ヒッチハイクから始まった。 出発前夜、準備をしながら羽田空港までの電車の時刻を確認すると、始発に乗っても飛行機出発時刻の20分前に着けないことが分かる。 飛行機のチケットを予約する時点で電車の乗り継ぎを確認したのだが、横浜駅での乗り継ぎ時間が短すぎることに気付かなかったのだ。 荷物のパッキ・・・